離婚成立間近ながら、逃げた出した私は、あらゆる手を使いました。
前回の記事:
その時の私にとって大事なことは、①離婚成立、②引越先の決定、③自分と子ども達の健康、この3つだけでした。「今の自分は、普通ではない。大人の手が必要だ」とも思いました。
恥や建前なんて、構っていられませんでした。この状況でも、子ども達と少しでも笑って過ごすために、私は2つの策を打ちました。①子育てサポーター募集、②Amazonほしいものリスト開示、です。
<子育てサポーター募集>※当時子どもは3歳と1歳 Facebookのメッセンジャーでグループを作り、子育てサポーターを募りました。 「平日の夕方、土日に短時間でもいいから一緒に過ごしてほしい」と。 厚かましくも「夕飯作ってくれる人、大歓迎」「お惣菜持ち込み、大歓迎」と書いたら 一週間も夕飯を作らなくて済みました。 ・子連れで来て一緒に夕飯を食べる&お風呂に入る ・手作り唐揚げを届ける ・ただハグをする ・たこ焼きパーティーを開く ・手料理を持ってきて、私が寝るまで家にいる ・私の話を聞きながら、洗濯物を畳む ・七夕の笹を持ってきて、子ども達と作る ・子ども達を公園に連れ出す などなど・・ 記憶しているだけでも、これだけ手を貸してくれる人がいました。 この時のことは、涙なしには語れません。 これだけ人の手を借りたからこそ、別の記事に書いたように悪意のない 第三者からの二次被害に遭ったわけですが、それ以上にこれだけの人が 私たち家族を見守ってくれているという確信の方が将来の希望に繋がりました。 (これは第二子産後に「産褥ヘルプ」という活動をしていたからこそできたこと。 また別記事に書きます。)
<Amazonほしいものリスト開示> これは、シングルマザーの先輩が提案してくれました。 「とりあえず米でも送ろうか?」「米はもらえるからいいですw」 「じゃあ、何がほしい?ほしいものリスト作って!みんなに共有するから!」 「!?!」という具合に、話が進みました。 元夫が転勤族だったこともあり、私は全国に友人がいました。 「行くことはできないけど、何かしたいよ!」と連絡をくれる人がたくさんいて、 これは本当にシビれました。追加しても追加してもリストが消えていって 「ケチケチしてないで、もう少し高いもの追加しな!」とお尻叩かれたりしながら(!) 本当にたくさんのものをいただきました。 ・ドライヤー ・アイロン ・歯ブラシスタンド ・洗面台コップ ・洗濯桶 ・布団クリーナー ・PCケース ・ゴミ箱(2個) ・裁縫道具入れ(カゴ) ・布 ・カードケース ・食器 ・スマホケース ・絵本 ・おもちゃ収納グッズ ・プロテイン ・ヨガマット こういった物が、毎日のように次々と届くわけです。 誕生日とクリスマスがいっぺんに来ても足りないぐらいのギフトを、私は受け取りました。 この経験も一生忘れることがないと思います。 送る側としては一人あたり数百円から数千円でも、受け取る側としてはかなりの額。 そして、ギフトと共に届く「気持ち」は何者にも代えがたい物でした。 いただいたものを使う度に、送ってくれた人の顔が浮かぶ。 応援してもらっていることを実感する。 一人でいると「Xから報復があるのでは」と怖くなったり、将来への不安で押しつぶされそうに なったりしていた私にとって、それは大袈裟ではなく命を繋ぐ助けでした。
離婚を決めるのが1年ずれたらコロナ禍に突入していたかと思うと、あの時に決断して本当に良かったと改めて思います。
コロナ禍で友人の手を借りるのは難しくても、ファミサポや家事代行のサービスは多少リスクを負っても生活を回すためには必要だと思います。
Amazonほしいものリストはいつでもできますし、私のように友人に助けを求めなくても、匿名でする方法もあるようです。
Amazon「ほしい物リスト」を使ったプレゼントの送り方──匿名やメッセージ付きで送る方法も
Amazonの「ほしい物リスト」とは、その名の通り気になる商品を保存してリスト化しておける機能です。リスト作成主に住所や本名を明かさず直接商品を届けられるので、知り合いはもちろん、SNSやオンラインゲーム上でしか接点がない人にもプレゼントを送れます。本記事では、ほしい物リストを活用して商品を相手に送る方法を紹介。匿名で...
自分に優しくなるために、子どもの前で笑っているために、私は本当にやって良かったと思います。
あの時、助けてくれた人たちに直接恩返しはできていないけど、私が笑っていられるのは、間違いなくこの時に助けてくれた人たちがいるから、そして「私なんて」と諦めずに行動した自分がいるからです。
もらった分だけ返すにはどれだけかかるだろう、と途方にくれますが^^;これから出会う誰かに恩送りをしていきたいです。
コメント